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情報の作り方の基本インターネットの情報の利点を良く考えて見ると、どのような情報がユーザーにとって有効かという事が分かります。ユーザーにとって有用な情報という観点に立って良く考えてみると、ユーザーにとって本当に有用な情報というのは、実際の現実社会と良く繋がりを持っているということが分かります。つまり、現実社会の情報をいかに上手に仮想社会に持ち込むかという点が勝負になるような気がしています。そして、実際に現実社会とネット上の仮想社会を比較した時に、ネット上の仮想社会というものは、現実社会の情報量には全く及びもしない事は明らかです。現実社会の情報が全てネット上に出るという事は、現実的ではありません。ただし、出来る限りの情報を現実社会をネット上に再現しようという動きはあります。例えば、GoogleMapなどを使って現地の写真を見たり、Youtubeを使って現地の動画を見たりする事が可能です。ネットショップの仮想商店街という所では、買い物を楽しむ事も可能です。 しかし、実際の所は、圧倒的な情報量不足というのは否めません。何故ならば、仮想状態がビジネスモデルに結びつくほど成熟した社会がネット上で形成されていないからです。ネット上で何かを探しても無いという状況が発生する場合には、やはり人は実物を求めるしかなくなります。例えば、ネット上で得られない情報を聞く為に電話を利用したり、店舗に出向いたりします。知識が入っていたとしても、それを探し出せなければ何の価値も出てきません。 現在のビジネスモデルとしては、多様なプログラムを組みながら現実社会をどのようにして仮想のウェブ上に持ち込むかという事にかかっています。簡単な掲示板を提供する事は、情報交換の場を与えるという事で現実社会を仮想社会に持ち込んで、出会えない人も出会えるというメリットも付け加えて価値を提供しています。 これは、ユーザーの検索結果を見れば分かりますが、ユーザーが検索するのは実際に何かで困難に直面した時である事が分かります。例えば、どこかに旅行に行こうという時に旅行先の情報を事前にインターネットで入手する事によって旅行をより楽しいものにする事が可能です。事前に治安情報などを調べておけば、現地で危険な目にあう可能性も軽減されます。 こう考えてみると、現在のインターネットそのものがコンサルティング的な役割を担っており、インターネットという媒体自体が広告として機能していると考えられます。本来は、広告としての機能よりも実用的な情報を所得するサイトとしての機能を求めれますが、それには至っていないという現状があります。 GoogleMapであったとしても、世界地図情報を無料で提供した事にとどまっており、今のところはそれ以上の情報（例えば現地情報とのリンクなど）には至っていません。この点を解決する事がGoogleの行いたいビジネスである事は確かです。人間が直接やるよりも効率的に効果的な情報を探し出す事が出来るようになるというのがインターネットの魅力であるはずです。 誰もが抱いている潜在的な意識、例えば「海外旅行に行ってみたい」などというのを実現に移していく事が求められたビジネスです。その為に、お客様に提案するのは、人間が強引な勧誘を行っていくのではなくて、ウェブ上にて「その魅力を写真や動画などを使って」伝える事によって、お客が自分から行きたいと思うような旅行を形成していくというのが満足度を高める方法だと思います。 こんな事をしてみたい、こんな場所に行ってみたいと思う事を低予算で、現実的に実現できる事をインターネットを通じて示していけば、これによって幅が広がっていく事は間違いありません。インターネットが出てから１０年しか経っていませんし、ブロードバンドが出てきた２００２年頃から数えれば、まだ５年程度しか経っていません。このような状況では、ネットに情報を掲載していくという手順自体に無理がありました。しかし、あと１０年後はどうなるでしょうか。とりあえず動画は全てネット上での閲覧になるでしょう。 車を買うときには「こんなに高い買い物だから、やっぱりネットよりも実際に店舗に行って買わなくちゃ」と思うかもしれませんが、証券を買う時には１００万円でも１０００万円でもネットで買ったりします。実際の所は、車であっても実物を良く確認してネットで買うのが一番です。新品であれば、店で買っても店で買っても同じです。
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